黄金の輝きは金閣寺に用いられているのと同じ金箔、
作者は歴史的名窯の秘技を受け継ぐ正統継承者!
家運隆盛を願い、新たな門出を祝す桜花爛漫の傑作が誕生。
2016年の吉祥を願う日本美の象徴
和室や床の間、玄関を高雅に飾る百花斉放の図。
一年を通してお飾りいただけます。
■絢爛豪華な金閣寺(きんかくじ)にも用いられる金箔の輝き! 黄金の磁肌(じはだ)に咲き誇る薄紅と赤に色付いた日本美の象徴は新たな門出を祝し、家運隆盛を願います。
金襴手飾り絵皿『桜』は有田焼の名窯・琥山窯主、小野達郎氏が貴家が温かく穏やかな一年を過ごせることを祈念し、作陶した傑作。氏は創業者・小野琥山氏の御孫にあたり、伝統技を継承する名工。大和絵を想起させる華やかな作風は初代から脈々と続く琥山窯の真骨頂です。
漆の適度な乾き具合を見極め、一枚一枚
金箔を貼り合わせていく門外不出の秘技
■「金襴手」とはこの名窯が受け継ぐ秘技中の秘技。その工程は複雑にして難解を極めます。まず素焼きの皿に図柄を描き入れ、1300度の高温で焼成。その後、磁肌と金箔を結びつける本漆(ほんうるし)を塗り、非常に薄い一枚一枚を竹の箔はさみで貼り合わせていきます。やり直しの利かない緊迫の連続は一回ごとに呼吸を整えなければならないほどの真剣勝負です。
■金色を背景に風情を醸す図柄も見事です。桜花は作品の主役にふさわしく瑞色鮮やか。皿の円に沿うように美しい弧を描く枝は、銀、茶、黒などの絵具を立体的に盛り、節の様子や部分ごとに色が異なる様子まで表現。鮮明な発色は有田伝統の絵具と釉薬(ゆうやく)の賜物にほかなりません。
箱書き入り桐箱に納めてお届けします
■家格を高め、お客様にお披露目するにふさわしい傑作。桜花爛漫の図は一年を通してお飾りいただけ、ご結婚や退職記念、新築・開店祝いなどに最適です。作者銘入り。木製皿立て・箱書き入り桐箱つき。歴史的名窯の正統継承者の作をぜひご所蔵ください。
琥山の銘
有田焼琥山窯主 小野達郎 略歴
琥山窯は創業者・小野琥山氏が佐賀県嬉野町に昭和28年に開窯。その功績は「琥山学校」とも称された後進の育成にあり、「作家は一代」と独自の表現にこだわる姿勢は弟子たちが継承。親族では、長女の小野珀子氏は佐賀県重要無形文化財に指定。次男である小野祥瓷氏は独自の色絵磁器や染付を創作している。
小野達郎氏は琥山氏の孫として昭和24年、佐賀県に生まれる。代々継承される金襴手を発展させ、多彩な色の箔を用いた「箔結」という技法を追求。華やかさの中にも気品あふれる作風で愛好家を魅了している。全国伝統工芸品公募展入選以降、賞歴を重ね、浴した名誉は数え切れない。現在は琥山窯主を務めている。