「ただいま〜」静かな部屋に響く元気な声。
家族の帰りを首を長くして待っていた小犬は
尻尾を振って駆け寄り、甘え始めます。
「ごめんね。さみしかった?」
「よしよし、これから一緒に遊ぼうね」
―ふたりの楽しい会話が聞こえてきませんか?
あどけない少女と小犬のほほえましい一幕。
家族同然の大切な友達との固い絆を
繊細に捉えたブロンズ彫刻をご紹介します。
見る者の心を優しく包み込む珠玉のブロンズ芸術
■なんと、かわいらしい少女なのでしょう。フリルのついたお洒落なワンピースに身を包み、髪を二つに結わいた、あどけない女の子。小さな舌を出して頬をなめる小犬は、女の子が生まれた時からずっと一緒の大切な友達。少女は小さな体いっぱいに甘えてくる、愛らしい小犬を抱きかかえ、満面の笑みで見つめています。小犬もそれに応えるように、目を細めて穏やかな表情に。
これぞ、仲間と認める信頼の証―。「ずっとずーっと友達。大好きだよ」というふたりの固い友情が、手に取るようにうかがえるブロンズ芸術の傑作です。
■心温まるふれあいを見事に捉えたブロンズ彫刻『友』は、現代彫刻界の俊英・郡順治氏により彫塑された待望の新作です。何度もスケッチを繰り返し、粘土で試作を重ねて作り上げた原型に、熟練の鋳物師が一体一体丹念に鋳造。その上から、落ちつきある焦茶色のアンティーク仕上げを施して、どこか懐かしい雰囲気を演出しました。その愛らしくも気品に満ちた造形からは、手ごねによる温もりや、郡氏が大切な家族に込めた愛情まで伝わってきます。
■本作は少女と小犬の動きのある表現のほか、体の各部分が驚くほど写実的に表されています。大きな瞳、かわいらしく結んだ髪、柔らかそうな頬、ひらひらと揺れるワンピースから覗くぶらんとさせた足に至るまで、ブロンズとは思えないほど繊細です。特に、少女が自然にみせる優しい目と微笑んだ口元、小犬の嬉しそうな表情に時間をかけて制作。お互いの気持ちを通わせる、目と目が合う瞬間を見事に捉えました。ふたりのほほえましいふれあいが生き生きと彫塑され、今にも楽しげな笑い声が聞こえてきそうです。ブロンズに吹き込まれた命の温もりが、見る者の心を優しく包み込んでくれます。
頬をなめて愛情を表現する小犬。少女も満面の笑顔でそれに応えます。ご覧になるだけで、深い信頼関係が伝わってきます
ふわふわ毛並みの小犬、そっと抱きかかえる少女の腕。ふたりの自然な表情までも巧みな手技で表現されています
「生涯の宝物」となる東京書芸館オリジナル作品
円形台座の背面に作者サインと
エディションナンバーの刻印入り
■かわいらしい少女と小犬の姿。その深い絆を永遠に留めるブロンズ芸術『友』は、たいへん貴重な東京書芸館オリジナル作品。
リビングや玄関など、あなた様のお好きな場所にお飾りくだされば、お部屋をいっそう格式あるものへと高めます。じっくり本作品をご覧いただけば、愛するお子様やお孫様と過ごした日々と重なり、深い感動と安らぎを与えてくれることでしょう。
作品の価値を証明する証明書つき
■また、本作は大切な方へのプレゼントのほか、入学や長寿、新築祝いなどの贈り物としてもたいへん喜ばれます。贈られた方は穏やかな空気に満たされ、少女と小犬の親密な関係のように《生涯の宝物》となることでしょう。
「木製展示台」を無料進呈。円形台座の背面に作者サインとエディションナンバーの刻印入り。作品の真正性を証明する証明書つき。世界限定500体制作。
愛と温もりの彫刻家 郡 順治 略歴
昭和43年、愛媛県松山市生まれ。金沢美術工芸大学大学院にて鋳金技術を学ぶ。平成6年、「工房think」に所属し各地でグループ展を開催。平成9年、高岡クラフトコンペ入選のほか、平成16年には金沢まちなか彫刻国際コンペティションにて最優秀賞を受賞するなど、多数の受賞歴を誇る。平成19年『愛』を発表。新聞などに掲載されると、一躍ベストセラーとなる。
特に肖像彫刻やモニュメントにおける評価は他の追随を許さず、石川県金沢市の中 心・香林 坊に設置されているモニュメント「走れ!」や、広島県広島市のマツダスタジアムにある彫像「広島カープ誕生物語」の原型作者として知られる。現在は郷里である松山に工房を構え、叙情豊かな作品の数々を発表し、多くのファンを魅了している。