日本屈指の名僧・空海の真蹟を集字して綴る般若心経。
その一点一画にお大師さまの崇高な精神が宿る一幅。
書道史の世界的権威が編纂・監修
■今から、およそ1200年前。ある一人の僧侶が仏道を求めて唐へと旅立ちました。その名は、弘法大師空海―。真言宗の開祖にして、優れた書家でもあった空海は、今なお「三筆(さんぴつ)」の一人として讃えられ、世界中から尊崇の念を集めています。
■「般若心経」は仏教の真髄を説いたもの。わずか二百数十字の短いお経ながら、これを唱えることで、心の邪念を退け、安寧(あんねい)に生きる「智慧(ちえ)」が得られるとされます。しかし、これまで空海筆と伝わる「般若心経」は、いずれも真筆と認められていません。そこで、今回は確実に空海の真筆とされる文字を集約し、一幅の『般若心経』として仕立てた掛軸をご紹介いたします。
■集字の監修と編纂(へんさん)にあたっては、前衛書家の先駆けとなった比田井天来師を父とし、現代書道の新境地を開いた比田井南谷師に依頼。生涯を通して書の普及活動に努めた書道史の世界的権威が、国宝「三十帖策子(さんじゅうじょうさっし)」を基底に国宝「聾瞽指帰(ろうこしいき)」、国宝「風信帖(ふうしんじょう)」、国宝「灌頂暦名(かんじょうれきめい)」など、研究者が一致して空海書とする真筆から、特に姿形の美しい文字を厳選。般若心経の一字一字を《空海の肉筆》で繊細に綴りました。
■存在しない文字については、偏旁などを組み合わせて作字し留めやはらいはもちろん前後の意味合いにまでこだわり、般若心経にふさわしい筆跡で仕上げています。このような無限の組み合わせの中から、文字を選び抜き、調和のとれた芸術作品に仕上げるのは容易なことではありません。長い時間を要し、隅々まで推敲(すいこう)を重ねて、ようやく完成たどり着いた傑作です。
お盆や法事、お勤めにふさわしい一幅
高級桐箱に納めて
お届けいたします
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■日本の書聖と讃えられる弘法大師空海の真蹟の中でも、至宝と尊ばれる書蹟から、一文字ずつ集字して綴った『般若心経』。本紙には高級三椏和紙、表装には金襴牡丹をあしらった気品ある総縁を使用。伝統を受け継ぐ京の表具師が一幅一幅、手作業で荘厳な掛軸に仕上げました。
■ご親族が集まる重要な法事や、日々のお勤めにも格調高くお飾りいただけます。お大師さまが揮った一点一画に、崇高な精神と深遠な教えが凝縮されたともいえる名幅をぜひご所蔵ください。贈り物にもふさわしい高級桐箱入り。解説栞つき。
空海の銘には国宝「風信帖(ふうしんじょう)」を使用
空海の真筆と専門家に認められた全筆跡を撮影して分類。数千文字の中から優れた筆跡を厳選し、般若心経の一字一字を書き上げました。書聖・空海の筆遣いや感性を心ゆくまでご堪能ください。
※左写真:(集)釈空海書
お大師さまの深遠な教えと美しい筆跡の調和がお部屋に凛とした格式をもたらします。
※写真はイメージです。
書道史の大家 比田井南谷 師 略歴
明治45年、神奈川県鎌倉市生まれ。大正11年、父であり書道家初の芸術院会員・比田井天来に師事し書法を学ぶ。昭和10年、南谷の号を受ける。昭和14年、父の死後、書道の研究機関「書学院」を継承。昭和15年、大日本書道院展の参事となる。以後、毎日書道展名誉会員・書学院長・書宗院顧問などを歴任。執筆や講演などにより、書の普及に務める。その活動は世界にもおよび、ブリンストン大学、オックスフォード大学などで書道史を講演したほか、個展も多数開催。ニューヨーク近代美術館などに氏の作品が所蔵されるなど、世界的な書道家として名高い。平成11年、惜しまれつつ逝去。享年87。
購入された方々の感動の声
※文章を変えずに、一部省略しています。
お大師さまの般若心経に心が安らぎます
(和歌山県 80歳 男性)