進化の過程にある「化石の王様」と
その祖先が共生していたことを示す地球の奇跡!
2億年の時を隔てた先祖と孫の共演
■ 中生代半ばに大繁栄を迎えたアンモナイト。その最古のものをゴニアタイトと呼びます。一方、それから遡(さかのぼ)ること2億年以上前に誕生した祖先がオ ルドビス紀の大洋でこの世の天下を謳歌(おうか)したのがオルソセラスです。『ゴニアタイト&オルソセラス』は悠久(ゆうきゅう)の時を隔てた両 者が同時代、同じ場所に共生したことを伝える貴重品。今回は学術的資料として貴重な原石を、格調高くお飾りいただくため、丹念に磨き上げ、化石芸術に仕上 げました。
■ デボン紀や石灰紀(せっかいき)に特有の巻きの浅いゴニアタイトは複雑な縫合線(ほうごうせん)(中心部から放射するギザギザ)を持ち、以降の完成形とは 一線をします。一方、一直線に伸びるオルソセラスの殻は非常に折れやすく、絶滅の原因になったといわれ、本品のように絶滅期間近にあったものが完璧な保存 状態で採取されること自体、たいへん稀なことです。しかも、肉食獣であるクビナガリュウをはじめ、海洋爬虫類(かいようはちゅうるい)が出現し、海の生態 系が大幅に変容を迎えていた時代の化石にもかかわらず、両者の成体が一つの母岩(ぼがん)に配されているのですから、本品は「地球の奇跡」といっても過言 ではありません。
モロッコでも産出されない奇跡の逸品
■ 今回はゴニアタイト4個以上、オルソセラス2個以上の「大」と、同3個以上、同2個以上の「小」の2サイズをご用意しました。近年、このような幻の逸品は モロッコでも産出量が激減しており、今後、本作に匹敵する作品をご提供できるお約束はできません。絶対にこの好機をお見逃しないよう宜しくお願いいたしま す。