大いなる隆盛を願う吉祥の名像
■布袋様は元々、中国唐時代の禅僧 釈契此のこと。財宝がつまった大袋を手に町々を巡り、貧しい人々に施しを行い、弥勒菩薩の化身とされました。
私たちの大願成就と苦悩除去を祈る御仏であり、日本では七福神の一人、風水では最も強く財運を願う福の神としてもお馴染みです。
貴重な<緑檀>を丹念に総手彫り
■素材は一族繁栄を願う「成功の木」、万病快癒を祈る「生命の木」の伝説で名高い《緑檀》。高貴な緑色が時を経るごとにさまざまな色に変化し、価値を一層高めます。本像のように大きな素材は流通するのも珍しい、「吉祥の銘木」です。
■作者は、名誉ある華芸杯工芸精品大賞展にて受賞を果たし、工芸美術師の称号に輝く林剣斌氏。今にも笑い声が聞こえそうなご尊顔、見るからに豊満なお腹、吉祥紋をちりばめた台座代わりの大袋、優雅な御衣の襞まで、驚くほど丁寧な総手彫りの技です。
■ まさに、貴家の家宝にふさわしい、吉祥福徳の力で災厄打破を祈り、栄達を寿ぐ名品『吉祥如意布袋』。ぜひお身近にお祀りになり、ご尊家の運気向上をお祈 りください。東京書芸館だけの特別限定作品。別売で『専用ガラスケース』をご用意。天然木を総手彫りするため、色や形、大きさは一点一点異なります。
木彫界の若き名匠 林剣斌氏
1979年芸術家一族として知られる名家・林家に生まれました。幼いころより、著名な芸術家の父の薫陶を受けて育ち、若干20代にして稀なる才能を発揮。福建省はもとより、国家的にも高い評価を受け、日本の伝統工芸士にあたる「工芸美術師」の称号に輝きました。華芸杯工芸精品大賞など多くの賞歴を誇り、現在は、「福建仙游具如意笏創作室」の研究員。神仙・仏教文化に基づく伝統美術や工芸品の復元、創作に尽力。
緑檀は、黒檀や紫檀と同じ檀木の一種。とはいえ、黒檀や紫檀とは比較にならないほどの荘厳さをたたえ、極めて 稀少価値が高いことから「木の宝石」と呼ばれ、幻の天然素材として珍重されています。緑檀は木目が非常に密に 詰まっているため、世界で一番重く、硬い木としても知られています。木肌は非常にきめ細いのが特徴。 しかし、なんといっても緑檀の最高の魅力は、翡翠を思わせ、時が経つにつれさまざまな色に変化する銘木なのです。 古来より、王侯貴族や豪商だけが手に入れることを許され、現在も一般に流通することさえ稀な緑檀。この機会にお手にされ、御家の運気を一段と高められることをお勧めいたします。