※棚板は取り外し可能で自由にアレンジできます。※写真の花瓶・青銅器はイメージです。
吉祥柄がふんだんに描かれた荘厳な四曲屏風
中国古典家具の粋を極めた作品
■四曲の両面に満遍(まんべん)なく彫刻された、山水や花鳥の細密優美な意匠。眺めるほどに味わい深い、中国古典家具の風格溢れる楠彫 両面屏風『花鳥山水尽し』。
■屏風は本来、物を囲い、風を退け、寒さを防ぐ実用的な働きがありますが、同時に権威ある者の所在を示す象徴でもあり、その表面には壮麗な絵画や装飾が施されるようになりました。日本では8世紀の「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」が正倉院に保管されています。
■名匠・李建氏の手により、最上段の両面に老松、二段目に花鳥図、そして三段目に山水図が丁寧に刻まれ、目をこらすと鶴や蝙蝠(こうもり)、木蓮、金鶏(きんけい)、椿、枝垂れ柳、楼閣、古銭など風雅な吉祥柄がふんだんに盛り込まれています。四曲を貫く三枚の仕切り板にはお好きな美術品や花瓶などをお飾りいただけ、空間を有効活用できます。このたび、李建氏のご厚意によって、特別にこの価格にてご入手いただける運びとなりました。悠久の中国文化の息吹を感じさせてくれる、まさに古典家具の名品です。
繁栄をもたらす椿と、鵲
梅の木と、慶事の象徴・鵲
金の鶏冠を持つ金鶏と木蓮
老松で羽根を休める鶴
楼閣と、海上の船を眺める仙人
連なる山々と、枝垂れ柳
老松と山々、瑞雲の桃源郷
連なる山脈と家屋に佇む仙人
工芸美術師 李建 略歴
1970年10月、福建省に生まれる。幼少の頃より木彫に従事する家庭環境に影響を受け、熟練彫刻師を師と仰ぎ、15年あまりの彫刻経験を重ね、匠の木彫の技を修得した。李建氏の作品は国内外の展覧会において数々の賞を受け、中国民間芸術協会会員、福建省彫刻家協会会員に招かれ、1997年には福建省政府から「工芸美術師」の栄誉称号が授与されている。現在、中国芸術界を担う存在として、最も注目を集めている彫刻家の一人である。