華麗な富貴花が堂々と咲き誇る名幅
心潤す女性ならでは優しい筆致
■美しく堂々と咲き誇る紅白の牡丹と可憐な蕾。濃淡やグラデーションをつけて表現された花びらは、みずみずしく鮮やかで、今にも香りが漂ってきそうです。牡丹を引き立てる新緑の葉も優雅で見事というほかありません。古くから牡丹は吉祥を招くとされる富貴花。ボリュームたっぷりな大輪を眺めているだけで、大いなる富貴をご祈念いただけます。
■『巨富』は鈴木優莉氏による肉筆掛軸。花鳥図など古典意匠で高い評価を獲得する稀代の女流画家が絹本に一筆一筆、繊細な筆致で描き上げた傑作です。
まずは二輪の牡丹と蕾をじっくりとご覧ください。女性ならではの心優しい想いが感じ取れるはずです。咲き誇る紅白の牡丹は父と母。そして、手前の蕾は、子供を表しているようにみえませんか。絵から伝わってくるのは、鈴木氏の家族に対する温かい想い。大切なご家族に「大きな牡丹で、大きな富貴(巨富)」の訪れを願う一幅です。
ふわりと広がる花びら一枚一枚には、豊かな生命力さえ感じさせます
国内の本格手表装ながらこの価格
■本作は他ではお求めいただけない東京書芸館限定作品。仕様は太巻尺五立、大和三段筋回し表装の高級仕立てとしました。背景にもみ柄が施された本紙は牡丹に奥行を与え、散りばめられた金粉によって気品のある輝きを添えています。今回は画伯のご厚意により本格手表装の肉筆作品であるのにも関わらず、お求めやすい価格を実現。ぜひこの機会にご愛蔵いただき、お部屋に吉祥の大輪を咲かせてください。
桐箱には作者直筆の銘・落款入り(写真右)
※香炉はイメージです。
華麗なる色彩の創造者 鈴木優莉 略歴
昭和43年岐阜県生まれ。花鳥図や古典意匠、人物画、動物画を得意としており、第5回前田青邨記念大賞において入選など、数々の賞歴を誇る。現在は墨彩会会員。女性らしい柔和な画風が話題を呼び、個展を開けば常に長蛇の列ができるほど。岐阜県の豊かな自然に囲まれ、創作活動に励んでいる。