自然とともに生きる天才画家 森下一夫
青空にそびえたつ峻嶺・アイガー。雪を纏った雄々しき岩肌と静寂な湖面の対比は正に圧巻。
画家自らが山に赴き、触れ、感じた空気を一枚のキャンバスに注ぎ込んだ傑作です。
色彩と筆致の対比が生み出すアルプスの空気感
■アルプス唯一の世界自然遺産、ベルナー・オーバーラント三山の一角、アイガー。広大な氷河、猛々しい滝、澄んだ水を湛える湖や動植物を育む豊かな森…。悠久の時間をかけて4,000m級の山々が生み出した恩恵とその美しさは多くの人を魅了し続けてきました。天才風景画家・森下一夫画伯もその名峰に心を奪われた芸術家の一人です。
■今回ご紹介する『アルプス山脈~湖映』は画伯自らが山の麓を歩き続け、高地特有のうつりやすい天候と薄い空気の中、一心不乱に描き続けることで生まれた傑作です。一点一点肉筆で表現された本作は実際に現地を訪れることでしか感じ得ない空気感、温度、陰影、風のにおいまでも描き出されており、モチーフが持つ雄大な魅力を余すところなく私たちに届けてくれることでしょう。
圧巻の写実性!
冠雪をいただく険しい岩肌
■筆致と色彩の違いから生まれる対比は見事というに他なりません。白い冠雪に降り注ぐ日の光と、雄々しい岩肌を描く絶妙な筆致。畏敬の念を感じずにはいられない山岳の大迫力とは対照的に、静寂な水面に映し出された穏やかな山景は奇跡の調和を生み出しております。どこまでも広がるような深い青色の空と、微細に描かれた黄と桃色の美しい花々などは奥行きを生み出す陰影や構図はまさに絶世。ラテン語の「鋭い」、ゲルマン語の「槍」などが語源といわれるアイガーを様々なタッチ、色の濃淡を用いて描き上げられた本作。ご覧いただけば、画伯の類まれなる技量を感じていただけるでしょう。
窓越しにアルプスを眺めているような感動。名峰にそよぐ風を楽しむ一つ上の贅沢
■壮大な自然へのあふれんばかりの敬意を表した本作、今回の頒布は限定8点のみ。作者銘入り、高級木製額に納めてお届けいたします。ご尊家にお飾りいただければ、涼やかに流れるアルプスの風とともに、夏にふさわしい清涼な空気をご体感いただけます。ぜひご所蔵ください。
落ち着いたダークブラウンの高級木製額に納めてお届け!
※木製額は変更になる場合があります。
略歴
自然とともに生きる天才画家 森下一夫
昭和23年、京都府舞鶴市生まれ。昭和48年、京展入選。昭和56年、大阪府美術家協会会員推挙。昭和60年、白鹿絵画コンクールでグランプリを受賞。昭和63年、絵のまち尾道四季展入賞、現代洋画精鋭選抜展入賞、平成3年、現代洋画精鋭選抜展記念大展銅賞受賞。以後、賞歴多数。『アルプス山脈〜湖映』は世界中を旅する天才画家の真骨頂である。 作者銘入り