鈴木優莉　絹本肉筆『和貴鳳凰』

互いに見つめ合いながら、金色の天空を仲睦まじく舞う夫婦鳳凰。
お優しい天皇皇后両陛下のご健勝と令和の発展を願う壮麗な吉祥画です。

日本列島がお祝いムード一色となった御即位の礼。天皇陛下が御即位を国民、諸外国に対し、宣明する即位礼正殿の儀に始まり、両陛下のパレード・祝賀御列の儀、御一代一度の大嘗祭とつつがなく斎行されました。奉祝の念を捧げる国民にお手を振られた両陛下の御姿をご覧になった方もいらっしゃることと存じます。微笑み合う御様子に令和の御代は明るく、希望に満ちあふれているとご実感されたことでしょう。東京書芸館と致しましては、両陛下の御健勝を願い、鈴木優莉氏が絹本に描き上げた『和貴鳳凰』をご案内いたします。

虹のように壮麗で絢爛たる鳳凰の翼

キラキラ光る金砂が散らされた金色の天空を舞う夫婦鳳凰。大翼を広げる姿は躍動感満点。見つめ合い、囁き合う姿は両陛下のように仲睦まじく、慈愛に満ちあふれています。もちろん、細部の緻密な描写は息をのむほど。深紅、朱、濃紺、紫など、吉祥色で彩色された翼は羽根一枚一枚まで丹念に描き込まれており、虹のような階層をなします。また、心奪われるのが純白の尾羽です。濃淡の異なる白の線を幾重にも重ねることで、綿のようにふわふわした質感や微妙な動きを伝えるほどの写実性が実現されているのですから驚きを隠せません。

軸装・額装ともに繊細かつ美しい仕上がり

額装

洋間にも似合う華やかさで気品あふれる完成度です!

軸装

美しい階層をなす金色の本紙。
床の間を典雅に飾る絢爛たる日本美を誇ります。

中廻しは天皇皇后両陛下御即位を祝す「桐竹鳳凰黄櫨染」
一文字・風帯は皇室の象徴である「金襴十六菊紋」
とすることで豪華さを際立たせました(軸装)

太巻尺八横掛軸
軸装は箱書き、太巻用桐箱に納めてお届けします
軸装は桐箱箱裏に落款入り
額装は額裏に作者画筆銘、落款入り

東京書芸館のオリジナル作品

「鳳凰が平和をもたらし、令和の日本がさらに発展することを願い描き上げました」と鈴木氏が話す清らかな心が込み上げる傑作。軸装、額装ともに新しい年にふさわしく、天皇皇后両陛下が見守ってくださる新時代は素晴らしいものになることでしょう。優しい感性が光る東京書芸館オリジナル作品を末長くお飾りください。

〜作家紹介〜 稀代の女性画家　鈴木 優莉

　昭和43年岐阜県生まれ。花鳥図や古典意匠、動物画などを得意とし、金砂などを用いたきらびやかな作風で名声を博す。第5回前田青邨記念大賞入選など、賞歴多数。現在は墨彩会会員。女性らしい柔和な画風が話題を呼び、個展を開けば常に長蛇の列ができるほど。岐阜県の豊かな自然に囲まれ、創作活動に励んでいる。

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