三尊のお姿を野趣に融和させた風情あふれる「本式の石仏」。
伝統の霊石・真壁石から彫像した慈愛の仏様
自然風化の趣を見事に表現
■仏教が貴族のための宗教となった平安時代。寺院に安置された荘厳な御尊像の尊崇は、ごく限られた階級の者にのみ許されたといわれます。本来、仏様は遍く万 民の祈りをお聞きくださる心の拠り所たる存在。そこで仏教の流布に伴い誕生したといわれる御尊像こそが「野仏」です。風雨に耐えられるよう石仏とされ、地 域の守護仏や人々の祈願成就をお聞き届けくださいます。
■真壁石・野仏三選『釈迦如来』『大日如来』『阿弥陀如来』は野に安置された風情を醸す本式の石仏です。石材には古より仏閣や供養塔の建立に用いられる伝統 の霊石・真壁石を使用。気品ある色彩や風雪に耐える性質から、近代では皇居の縁石をはじめ迎賓館、日本銀行など要所に用いられる極めて良質な石材です。
底部に加藤氏の相伝屋号を
刻印
■本作を手掛けたのは真壁の地が誇る伝統工芸士・加藤幸彦氏です。真壁石の特性を熟知した氏が敬虔な祈りを込め、煩悩を滅し、悟りへとお導きくださる『釈迦如来』、善心を育ててくださる『大日如来』、極楽浄土へとお導きくださる『阿弥陀如来』の三尊を彫造。
お優しいご尊顔を称える本作は一尊でもたいへんお求め安く、『三尊揃え』は一尊ごとにお揃えになるより1万円もお得です。
家内はもちろん、庭先などに安置いただき、御仏の慈悲心に包まれる日々をお過ごしください。
1966年生まれ。父・先代加藤征一に師事、32歳で伝統工芸士資格認定を受ける。
2003年、伝統工芸振興に寄与に対し茨城県真壁町より表彰。
2006年、産地工芸士会の振興に尽力、貢献に対し関東伝統工芸士会より表彰。
2008年、アーティストインレジデンスブルガリア派遣員となる。
2009年、伝統工芸品産業奨励賞を受賞。