日清戦争の勝利で得た賠償金などによって、
国際基準である金本位制に移行した
当時の状況を伝える貴重な歴史的金貨。
すべて鑑定書つき
■明治維新直後、日本が直面したのは海外との金銀比価の違いでした。アメリカをはじめとする諸外国は品位の劣る貨幣を用いていたため、純度の高い日本貨幣は世界へ大量流出してしまうのです。
しかし、明治28年(1895年)、世界史における大転換が訪れます。これがほかならぬ日清戦争です。絶対覇権を誇った清にアジアの小国が勝利した偉業は世界へ轟き、日本は近代国家の道を歩み始めます。
すべて桐箱に納めてお届けします
■こうして得た約3億6,000万円もの賠償金等を元手に鋳造されたのが『明治新二十圓金貨』『明治新十圓金貨』ほかの明治新金貨です。時の大蔵大臣・松方正義は現在の3800倍にも相当する莫大な財によって金本位制を実現させ、貨幣条例に基づいて金貨の純金量を世界基準に改めます。品位を落とさず、量目を約半分に抑えた本品は日本が国際的な経済感覚を獲得した証です。
■表面は十六八重表菊紋、左右には菊と桐の枝飾り。裏面は八咫鏡の輪郭に日章。堂々たる図柄は大国・清を討ち、日本の名を世界に知らしめた歴史を伝えます。発行から100年以上経っても黄金の輝きは不変。愛好家が大半を所蔵しているため、めったに市場に出回らない貴重品です。金投資ブームの高まりのため、値上がりが止まらない逸品をぜひご所蔵ください。