総手彫り 古色仕上げ 真壁御影石 二選
深い味わいを誇る高級石
茨城県の筑波山から連なる山々より産出される良質な花崗岩で、厳しい風雪に堪える強度を誇り、重厚かつ白の優美な色彩を持ち合わせる銘石。そのため、石彫刻 の最良石とされており、古くから、霊石として寺院仏閣や供養塔の建立に重宝されてきました。現在では、皇居の縁石や迎賓館などの素材に用いられています。
ご尊家を慈悲深い眼差しで見守る、
愛らしいお地蔵さま
『合掌地蔵(がっしょうじぞう)』
古刹に佇むごとき風情の御仏
■御手をそっとあわせて合掌する、麗しいお地蔵さま。
本作『合掌地蔵』は、経済産業大臣認定の伝統工芸士・加藤幸彦氏が、真壁御影石(まかべみかげいし)を丹念に総手彫り、古色で仕上げた御仏。眉間の白毫(びゃくごう)や可愛らしい口元、流麗な衣文線(えもんせん)などの表現は繊細かつ優美。慈愛に満ちたご尊顔は、手彫りであるからこそ、温かく優しい風合いを生み出せるのです。
■ 表面に特殊な金槌「びしゃん」で、凹凸仕上げを丹念に施すことにより、月日の経過とともに苔むし、古刹(こさつ)や路傍(ろぼう)に佇む野仏のような風情 になります。寺院からもご注文をいただいた純国産の人気作品を、ご尊家にお迎えください。弊社オリジナル作品、蓮華座つきでお届けします。
日々お祈りを捧げて、
多大なる功徳をお授かりください。
多大なる功徳をお授かりください。
幽玄な侘びさびの世界を演出する
球玉の庭園芸術
『吾唯足知(われただたるをしる)』
世界遺産にも配される水鉢
■ 本作品は枯山水庭園(かれさんすいていえん)で名高い京都の世界遺産・龍安寺(りょうあんじ)にある「知足の蹲踞(つくばい)(水鉢)」を元に模刻した逸 品。優美な真壁御影石を総手彫りで古銭形に削り出す彫技、筆で認(したた)めたかのような禅語『吾唯足知』を留め・はね・はらいまで緻密に刻出します。
■水を張れば、より幽玄(ゆうげん)な侘びさびの世界を演出。お客様を風流にもてなします。日本人が愛してやまない美意識の真髄を、この情緒あふれる水鉢でご賞翫ください。別売の『台石』もご用意しました。
いずれも寺院などから多くの制作依頼を受ける、氏の名品を限定数確保しました。お早めにお申し込みください。
水穴を漢字の「口」に見立てると、
「吾れ、唯だ、足るを知る」と読めます。人は欲張
らず、今の自分を大切にしなさいという意味
「吾れ、唯だ、足るを知る」と読めます。人は欲張
らず、今の自分を大切にしなさいという意味
真壁石に命を吹き込む 伝統工芸士 加藤幸彦 氏 略歴
1966年茨城県の生まれ。父・先代の加藤征一に師事し、32歳で伝統工芸士に認定される。2003年、伝統工芸振興に深く寄与、真壁町から表彰を受け る。2006年には産地工芸士会の振興に尽力・貢献したことが評価され関東伝統工芸士会より表彰。2009年には伝統工芸品産業奨励賞を受賞するなど数々 の受賞歴をもつ。2014年、真壁石燈籠伝統工芸士会副会長に就任。
長年、真壁御影石と向き合う名匠は「石は永久に残るもの。下手なものは造れない。百年、千年先の人にもはずかしくない物を造れるように精進します。」と意 気込む。世界に向けて石造りの素晴らしさ、手作りの温かさを世界中に広げることを目指し、2008年には第七回アーティストインレジデンスブルガリア派遣 員となる。
底部には加藤幸彦氏の相伝屋号「」を刻印