一生に一度しかない、美しく可憐な瞬間を捉えた傑作
大人へと変化していく少女ならではの色香やしなやかさを表現
瑞々しく、官能的な造形に導く見事な彫技
恥じらうようにわずかに横を向き、あどけない表情を浮かべる清らかな少女。爽やかな微風を受けて肌に密着した薄衣からは、大人の女性へと変化する張りのある肢体が美しさを放ちます。
すっきりとした首筋や鎖骨のくぼみ、豊かに膨らんだ乳房。後ろ姿も、背中や腰のやわらかな曲線が美しく、上向きの引き締まったヒップからも色香があふれ出しています。
瑞々しく、官能的な造形に導く見事な彫技
華奢な手で握りしめているのは小さな花束。その仕草には、少女ゆえの瑞々しさが感じられます。清純な少女でありながら、肢体はしなやかに成熟へと進んでいるというその矛盾に、観るものは心を惹き込まれるのです。
この見事な造形美を作り上げたのは、中国工芸美術師・葉小鵬氏。中国木彫界の名門・葉家の6代目であり、中国の人間国宝に限りなく近い名匠。その卓越した技術は、「黄金の手」と尊ばれています。本品は、宝石のように光沢が美しい稀少素材・黄楊を贅沢に用いて、一木彫りにて完成させた傑作。艶やかな木肌で乙女の瑞々しい柔肌を表しています。
ぜひお手元でご鑑賞いただき、作品を愛でながら、
確かな所蔵価値をご実感ください。
中国工芸美術師 葉小鵬 略歴
一九七三年生まれ。100年以上の歴史を持つ中国木彫芸術界の名門「葉家」六代目。中国美術学院を卒業後、若くして日本の伝統工芸士にあたる中国工芸美術師と、淅江省美術大使に認定される快挙を達成。世界的にも高い評価を得ている。