繊細な截金を張り巡らした朱色の袈裟をまとい、
手を合わせて祈る愛らしきお地蔵さま。
■私たちにとって最も身近な仏様といえば、地蔵菩薩こと「お地蔵さま」でしょう。全国の至るところでお祀りされ、いついかなる時も私たちの安全と健康を見守ってくださっているようです。
彩色師 倉橋宏明氏
本作『祈り』は、創業154年の歴史を誇る京仏具の老舗「倉橋工房」の倉橋宏明氏が黄楊材を用い、淡彩に截金を施した傑作です。穏やかな表情を浮かべながら、手を合わせて祈りを捧げる愛らしきお地蔵さま。その袈裟をまとったお姿に淡く柔らかい朱色でグラデーションを生み出すように着彩。繊細極まる截金を張り巡らすことで荘厳に彩りました。
【専用黄楊製台座を無料進呈!】
来迎雲には淡い青の彩色に
金泥(きんでい)が施された
気品ある仕上がり
背面にも截金の菱文を繊細に張り
巡らした超絶技巧は圧巻です
截金とは?
金箔を細長い線状に截り、仏像に貼りつけて装飾する技法のこと。髪の毛ほど細い金箔を、一本一本、貼り合わせる作業は至難の技で、極限の集中力を必要とします。截金の作品は、通常であれば高額になりますが、今回は作者のご好意によりお求めやすい価格を実現。ぜひ貴方様の身近に愛らしい手乗りのお地蔵さまをお祀りください。