岐阜県の蜷川でしか採掘されない稀少な御影石を用い、国の伝統工芸士が丹念に彫り上げた
愛らしい福徳蛙。
国宝『鳥獣戯画』の蛙に想を得て制作
なんと可愛らしい蛙なのでしょう。目を伏せながら、御手を合わせ、祈りを捧げる愛嬌ある蛙を眺めていると、朗らかで優しい気持ちが込み上げてきます。『合掌蛙』は経済産業大臣認定の伝統工芸士・加藤幸彦氏が、岐阜県蜷川でしか採掘できない銘石・蜷川錆御影石を用い、一体一体丹念に総手彫りした傑作。足を曲げて正座した体勢、指の一本一本に至るまで、石とは思えないほどの生命力がみなぎります。
特に、水かきのある手をあわせて合掌する姿は愛らしく、どこか人間的です。これは、加藤氏が京都・高山寺所蔵の国宝『鳥獣人物戯画』に描かれる蛙をモチーフにしているため。温かみある錆色御影石の風合いを活かし、ユーモアに富んだ姿を彫り上げました。全国の寺院から石仏制作の依頼を数多く請け負う名匠の卓越した彫技がいかんなく発揮されています。
蛙は古くから「お金がカエル」「無事にカエル」など縁起の良い語呂合わせから、吉祥を願う生き物として親しまれてきました。卵を多く産むため、子孫繁栄や多子多産の象徴としても人気があります。
庭だけでなく玄関や軒先にもお勧め
特殊な鑿を用い、ビシャン(凹凸)仕上げが施された蛙は、日に日に苔むし、和の風情が漂います。古刹や路傍に佇む野仏のように庭園や玄関などにお飾りいただき、子孫繁栄・除災招福・家内安全をご祈念ください。他社様ではご入手いただけない弊社限定作品。別売の『台石』とあわせてご尊家にお迎えください。限定15。
伝統工芸士 加藤幸彦 略歴
昭和41年生まれ。先代の父・加藤征一氏に師事、32歳の若さで伝統工芸士に認定される。伝統工芸振興の功績が認められ、平成15年、真壁町より表彰。平成18年には産地工芸士会振興の尽力に対し、関東伝統工芸士会より表彰。平成20年、アーティストインレジデンスブルガリア派遣員となり、平成21年には伝統工芸品産業奨励賞の名誉に浴す。令和元年、経済産業局長賞受賞。令和2年、真壁石燈籠伝統工芸士会会長に就任。
岐阜県産 蛭川錆御影石
岐阜県中津川市の蜷川一帯でしか産出されない花崗岩の一種。色に特徴があり、落ち着いた雰囲気の「白」と、温かみのある「錆(サビ)」、両方の兼ねあわせた「白錆混じり」という3色が確認されています。これは、石に含まれる鉄の成分が風雨によって侵食される度合いにより、特有の色を持つ御影石が生まれるのです。また、この地域では温泉が多数点在しているため、他地域の御影石と比べるとラジウムが多く含まれているのも特徴です。石目の大きさは様々であり、埋蔵量も多いことから、美しい色や自然な割れ肌を活かした建築資材やモニュメント制作まで、日本の美観を際立てる素材として珍重されています。