葉小鵬 本黄楊一木彫り『そよかぜの精』

薄衣に透ける素肌を宝石のような稀少木に彫塑

■そよかぜを全身で受け、豊満な胸を抱くようにそっと腕を組むうら若き乙女。しなやかな肢体を見ると、大人の階段を上り始めた年頃なのでしょう。たわわなヒップ、くびれたウエスト、色香を漂わせるうなじ。空を見上げる表情はまるで自分の若々しさに酔いしれているようです。

■本黄楊(ほんつげ)『そよかぜの精』は中国工芸美術師・葉小鵬氏が一木彫りで完成させた傑作。女性の柔肌のように艶のある稀少木を厳選し、見事な造形美を実現させました。圧巻の彫技による肉体美をご覧ください。薄衣から透ける身体は素肌を直接見ているほど官能的。無数の襞(ひだ)が美しい裾は風にたなびき、美女を艶やかに盛り立てます。もちろん、細部の彫りは息をのむほど。二重瞼まで克明な伏し目がちな瞳は大自然の空気に壮快感を感じている様子を伝え、背面は桃のようにはち切れそうなヒップの割れ目まで精緻に表現されていることはいうまでもありません。

■そよかぜにたなびく髪の毛がその場にいるような臨場感を醸す気品とセンスの結晶。宝石のように光沢が美しい黄楊(つげ)を惜しげもなく用いた作品を、今回のお値段でお求めいただける機会は滅多にございません。高い芸術性を誇る絶世の美女を貴方様だけのものにしてください。今回頒布は限定20。