林良慶 ブロンズ『艶舞』

乙女の緊張感や体温まで伝わるブロンズ像

■孤を描くように大きく体を反らした、乙女のしなやかな肢体。生きる喜びを讃えているかのような躍動感は、とてもブロンズ製とは思えない柔らかな造形美を醸し出しています。

■本作『艶舞』はレオタードを身にまとった、うら若き可憐な乙女の傑作ブロンズ像。バレエの初舞台なのでしょうか。演技も終盤にさしかかり、腰に着けていた巻きスカートを手に取って、大きくたなびかせ、感動のフィナーレを迎える…。そんな想像力をかき立てさせる名作です。

■作者は女性像を造り上げたら、右に出るものはいないと絶賛される彫刻家・林良慶氏。薄絹のレオタードを身につけた絶世のプロポーション。豊かな胸やくびれた腰からヒップにかけての曲線美は、息を呑むほど美しく魅惑的です。他に類をみない林氏の観察眼と技量により、初舞台にあがる乙女の隠しきれない緊張感や滲み出る汗、体温まで伝わってくるよう。さらには色香ある鎖骨や首筋も必見で、今にも甘美な香りが漂ってきそうです。

■どの角度から眺めても思わず見惚れる貴方様だけの女性像。林氏の鋭い観察眼から生まれた写実性に、えも言われぬ官能美をご実感いただけることでしょう。乙女の美貌と抜群のプロポーションを独り占めできる好機は今しかありません。お求めやすい価格を実現したこの機会にぜひご所蔵いただき、お部屋を美術館のようにお飾りください。限定10。

工芸美術師 林良慶(りん りょうけい) 略歴

　1961年、中国福建省生まれ。2006年に田市工芸美術師に認定される。現在は国際都市アモイ(厦門市)で活躍。伝統に則った古典的な作品から、斬新な現代アートまで多様な作風を誇り、中でも官能的な裸婦像は品評会から高い評価を獲得している。現在、最も注目されるブロンズ彫刻の偉才のひとりであり、後進の育成にも尽力している。