ゴッホに導かれ、到達した自由奔放な画風と色彩感覚 !
ピカソがライバルと認めた野獣派の巨匠が生んだ歴史的傑作
同じ題材に挑み続け、ようやくたどり着いた鮮烈な青 !
絵具を削り取って表現した
グラッタージュの描線
■共通の支援者を持ち、ピカソと切磋琢磨したことで名高いアンリ・マティス。無名時代のゴッホとの出会いによって、抽象的な作品へと傾倒していった巨匠は自由奔放な色彩と筆遣いからフォービズム(野獣派)の代表作家としてその名を不動のものとしました。この度ご案内する『青いドレスの女』は何度も同じ題材に挑み続け、マティスが辿り着いた絵画史における革命といっても過言ではありません。
■ブロンドヘアの美女がまとうドレスは鮮烈な青に、純白のフリルの飾り。大きな右手には白と黒のブレスレットが存在感を放ちます。この作品でマティスが主題として描きたかったのは、女性の麗しい姿はもちろん、青いドレスです。理想を実現するためにわざわざ誂えたという逸話があるほど。赤で表現されたソファーと壁は、青のまばゆさを際立たせています。
豪華な特製額が高級感を醸します
■最新技術ネオシルクによって実現した正式な復刻作品。マティス財団の専門家が色彩や質感など細部まで厳格に校正しており、原画に限りない色彩をご堪能いただけます。限定100部制作のうち、今回頒布は10点。あのピカソがライバルと認めた巨人の歴史的傑作をぜひご所蔵ください。
アンリ・マティス 略歴
1869年、北フランス カトー・カンブレジ生まれ。84歳の生涯を終えるまで、印象派から抽象画に近いスタイルまで幅広い作風の名画を制作。20世紀美術に多大な影響を与えたその作品は、本作の原画を所蔵するフィラデルフィア美術館をはじめ、オルセー、エルミタージュなど、世界の名だたる美術館に收藏されている。