煌々と輝く満月のもと、秋の野花が咲き誇る叙情的な風景。
虫の音まで響き渡るような繊細な描写に心奪われる傑作。
涼やかな満月の夜に浮かび上がる秋の花々を
繊細に手描き
肉筆で入念に描き込まれる涼やかな秋の情景
■満月が煌々と輝く夜。暑さが薄れ、心地よい風に変わる秋の叙情さえ感じさせます。闇夜を照らす明月の下、咲き誇る群青の桔梗や黄色の女郎花に薄紫の野菊。風に揺れる薄紅の萩やすすきの穂。青々とした葛の葉…。秋の彩りが息づく風雅な画面に見入っているだけで、美しい虫の声まで聞こえてきそうです。
■『満秋』は日展入選や、前田青邨記念大賞展で入賞を果たすなど、いま注目を集める女流日本画家・白木由希氏が絹本に描き上げた肉筆作品です。氏は風景画や花鳥画を得意とし、その魅力は何といっても繊細な筆致で描き込まれる色遣いでしょう。柔らかな色彩を重ねることで、温かみに満ちた優しい作品を生み出しています。
心を優しく包み込む風雅な世界
■「心が塞ぐことも多い今の世の中。落ち着いた時間を過ごしながら、本作で少しでも秋の風情を感じていただければ」と語る白木氏。淡い色彩を用いた大きな満月を背景に、秋の野花を繊細な筆致で描き込みました。一枚一枚の花びらや葉が寄り添うように配された美しい画面。月明かりが照らす夜空と秋草の対比も見事で、移ろう時間の流れを感じさせてくれます。
■本作は他ではお求めいただけない弊社オリジナル作品。今回は格調高い金塗り木製額に納めた「額装」と、職人による手表装の「軸装」をご用意。これほど秋の叙情に胸を打たれる肉筆画でありながら、お求めやすい価格を実現しました。ぜひこの機会にご所蔵いただき、綺麗な満月とともに潤いに満ちた日々をお過ごしください。各限定10。
【軸装】太巻尺八横
今宵は床の間にてお月見を
お楽しみください
直筆箱書き入り/太巻桐箱つき
【額装】金塗り木製額
玄関や応接間などにお飾りいただき
秋のよそおいをご堪能ください
直筆サイン入り奥付つき
日展入選日本画家 白木由希(しらき ゆき)略歴
昭和63年生まれ、岐阜県在住。 花鳥・人物画を得意とする美術年鑑掲載の日本画家。平成22年、第五回前田青邨記念大賞展入選、グループ展を開催。平成23年、第五回奈良県万葉日本画大賞展入選、第四十三回日展入選。平成24年、金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科日本画専攻を卒業。第二十三回臥龍桜日本画大賞展で入選。平成26年、第六十四回大垣市美術展日本画奨励賞受賞。平成27年、第七回前田青邨記念大賞展入選など、日本画壇で注目を浴びている。