拝するほどに美しい御姿で、衆生に繁栄と福徳を授けるという女神—。
木彫芸術と純金彩の粋を凝らした、東京書芸館だけの特別作品。
理想の女性美そのものの天女像
■なんと美しく、艶やかなお姿なのでしょう。穏やかな微笑みを浮べ、慈悲深い眼差しで私たちをお見守りくださる吉祥天。豊かな胸やくびれた腰は実に魅惑的でありながら、凛とした神々しさに満ちています。そして、たおやかな左手の上に輝くのは、思いのままに願いを叶えるという水晶宝珠です。
■本作『裸吉祥天』は、貴重な天然檜を精緻に彫り上げた御仏です。吉祥天とは幸運と繁栄を司る仏法守護の善女神(ぜんにょしん)であり、衆生(しゅうじょう)が理想とする女性美そのままの存在。天平時代の国宝「吉祥天女画像」をはじめ、古くから多くの仏像や絵画などに表されてきました。
仏教美術の名匠が精緻に総手彫り
■作者は中国木彫界の名手として名高い李建氏。木彫芸術の名門に生れた李氏は、国内外の展覧会で数々の賞を受賞し、福建省福州市より「高級工芸美術師」の栄誉称号が贈られています。
■思わず見惚れるほどに美しいご尊顔。乳房から腰への優美な曲線は、木彫とは思えないほどのしなやかさを湛えます。流れるような天衣の襞と、ゆるやかになびく条帛。華麗かつ緻密な宝冠、さらに御指や御髪の一筋一筋に至るまで、李氏が丹念に手彫りを施しました。
水晶宝珠と純金箔の豪華な輝き
■吉祥天が高らかに掲げるのは、満願祈念の水晶宝珠。なんと、直径約40mmもの大きさを誇る水晶珠を贅沢に用いた、驚きの豪華さを誇ります。清浄無垢な輝きがご尊家から災厄を祓い、幸福に転じてくださることでしょう。
■さらに目を引くのが天衣や台座に施された純金箔による絢爛豪華な彩り。驚くべきことに、約0.2ミクロンという超極薄の金箔を随所に貼りあわせているのです。宝冠や光背に至るまで、吉祥の蓮華文など、目にもまばゆい純金箔があしらわれ、吉祥天の気高さがいっそう引き立てられました。
■飾彫りを凝らした台座も実に壮麗。拝するほどに煌びやかでありがたい、まさにご尊家の家宝、守護仏としてふさわしい逸品です。別売で格調高い花梨無垢の『特製高級厨子』をご用意。東京書芸館だけでしかお求めいただけない特別作品となります。一体一体、手彫りするため、今回の頒布は限定10。ぜひこの機会に、お部屋の格式を高める名像をお迎えください。
※新聞原稿は現在のものと異なる場合がございますのでご了承ください。