平山郁夫 巧藝画『楼蘭遺跡を行く 月 』

原画所蔵:平山郁夫シルクロード美術館、
再興第90回院展出品作品を著作権者公認のもと正式復刻!!

永遠に語り継がれる平山芸術の名作をお手元に!

■現代の日本美術に大きな足跡を遺し、文化勲章受章の栄誉にも輝いた巨匠・平山郁夫画伯。ご逝去されてから10年が経過しましたが、150回以上にも及ぶシルクロードの取材旅から生まれた作品は、今なお多くの人々を魅了し、歴史ロマンをかき立ててやみません。この度お届けするのが、国民的画家の生誕90周年を祝して復刻された不朽の名作『楼蘭遺跡を行く』(「日」「月」)です。
■15歳で被曝を経験した過去から、平和への祈りを込めて描かれたのが平山の代名詞ともいうべき「大シルクロード・シリーズ」。その中でも本作は、平成17年再興第90回院展に出品された代表作です。果てしなく続く砂漠とラクダに乗って進む商人たち。この舞台として描かれている楼蘭とは、かつて中央アジアのタクラマカン砂漠北東部に存在した古代国家です。「さまよえる湖」と称されるロプノール湖の畔に位置したシルクロードの要衝であり、交易地として大いに発展しました。しかし、湖の旱魃と同時に国力も衰え、砂漠に飲み込まれてしまったことから「砂に消えた王国」と呼ばれています。

黄金の空と砂漠が旅情を醸す「日」

降り注ぐ陽を浴びて浮かび上がるキャラバンを描いた「日」は、黄色、橙色、黄金色、茶褐色を重ねることで、灼熱の大地の厳しさを伝えます。砂漠に映る陰影は長く伸び、シルクロードの旅情をご実感いただけることでしょう。太陽に照らされた黄金色の空と砂漠は、過酷さの中にどこか温かみがあり、御仏が見守っているような美しい光明に包まれています。

平山ブルーに恍惚となる「月」

■平山画伯の真骨頂である「平山ブルー」が印象的な「月」は、砂漠の夜の深い静寂を伝える傑作です。藍色、群青、濃紺などを重ねた夜空には煌々と輝く満月と無数の星々。それに照らし出された楼蘭遺跡が陰影豊かに描写され、透明感あふれる空気に包まれたキャラバン隊の趣深い詩情を醸し出します。
■砂漠とラクダの旅情に満ちた構図は平山作品の中でも高い人気を誇り、世界的にも絶賛される傑作です。

文化勲章受章作家 元日本美術院理事長
平山郁夫画伯  略歴

昭和5年、広島県生まれ。昭和20年、原爆を目撃、被曝する。昭和27年、東京美術学校日本画科卒業、前田青邨に師事。昭和28年、院展初入選。昭和36年、第46回院展日本美術院賞受賞。昭和53年、内閣総理大臣賞受賞。昭和63年、ユネスコ親善大使に任命される。平成元年より東京藝術大学学長に就任(13年に再任)。平成5年、文化功労者として顕彰。平成8年、日本美術院理事長に就任。平成10年、文化勲章受章。世界遺産担当特別顧問、文化財赤十字活動を提唱する文化財保護・芸術研究助成財団の理事長などを歴任。平成17年、ご紹介の『楼蘭遺跡を行く』を再興第90回院展に出品。平成21年、惜しまれつつ逝去。享年79。

「巧藝画®」で原画さながらに再現された平山郁夫の名作

　日本画の素晴らしさを身近に感じていただきたいとの想いから、日本美術界の巨匠・横山大観画伯が提唱し、共同で開発したのが「巧藝画®」です。これまで数多くの国宝や重要文化財の保管資料、博物館用のレプリカ制作などにも利用されてきました。その特徴は、原画と同じ材料を使用し、熟練の絵師たちが顔料や墨、金彩などで、一枚一枚丹念に手彩色を施すところにあります。作者の筆遣いや色彩、質感のほか、作品の意味合いまでも汲み取ることで原画さながらの再現度を可能にしています。本作『楼蘭遺跡を行く』もこの巧藝画®の技術により、平山郁夫画伯の想いまで伝わる本式の作品として蘇りました。ぜひご所蔵ください。

お部屋にシルクロードの旅路を物語る、
大パノラマが広がります。

両作とも額裏に著作権者の落款・
エディションナンバー入り奥付を貼付

日・月セットでお買い求めいただけば
22,000円もお買い得!!&同一エディションにてお届け

もともと「日」「月」一対で制作されていたため、並べてお飾りいただけば、平山芸術の真髄をお楽しみいただけるに違いありません。今なら日・月セットのご購入で、通常よりも2万2000円引きの特別価格、同一エディションにてお届けいたします。天然木に金泥仕上げの特製額入り。各限定20の先着順となります。たいへん人気のある作品のため、お早めにお申し込みください。

今回ご購入の方全員に豪華プレゼント!!

もれなく平山郁夫シルクロード美術館の限定画集をプレゼント!!書店では販売されていない貴重な画集です。
■寸法(約):縦25×横26.7×厚さ1 ■総頁数:107頁 ※お一人様一点限りです。

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