空間に響きわたる妙なる音色、永続する美しく清らかな余韻―――。
皇室献上を賜る京蒔絵師と創業180年の老舗鋳物師が生んだ傑作。
使い込むほど音が良くなる名品
他の金属おりんとは比べものにならないほど、妙なる音色を響かせる「砂張おりん」。ひとたび打ち鳴らせば、清らかな余韻が永続し、大切な祈りの空間を優しく包み込みます。また、長年使い続けることで音が良くなるといわれ、御仏壇に末永くお祀りできる仏具として大切にお伝えいただけます。 砂張とは銅に錫を多く含ませた金属で「佐波理」とも呼ばれます。錫の量が多いほど音色が美しくなるものの、鋳造段階で壊れやすく、制作には高度な技術が必要とされます。
本作『瑞龍』は京都の熟練職人たちが手作業を重ね、制作した渾身の傑作。まずは180年以上の歴史を持つ、南條工房の六代目・南條勘三郎氏が、伝統の「焼型鋳造法」を駆使。手作りの鋳型に砂張を流し込み、冷え固まった後、削りと磨きを繰り返し、おりんの形と音律を整えていきます。その後、表面に「漆焼き付け」を施し、皇室献上を賜る京蒔絵師・下出祐太郎氏が迫力に満ちた瑞龍を緑・赤・金の蒔絵で緻密に描き込みました。
漆黒に浮かび上がる龍はまさに威風堂々。格の高い五爪で握りしめるのは満願を叶えるとされる宝珠です。立派な角や髭、全身を包み込む鱗、天空で躍動する雄々しき姿まで見事というほかなく、瑞気に満ちています。
ご親族が集まる場にふさわしい逸品
御仏壇にお祀りになり、りん棒で打ち鳴らせば、妙なる音色が仏様の耳にも届き、ひいては大切なご故人様の心に寄り添うことにも繋がります。日々のお勤めをはじめ、ご親族が集まるお彼岸やお盆などの仏事にもふさわしい傑作です。職人たちが魂を込めて作り上げた仏具の集大成を、この価格でお手元に置ける機会は今しかございません。他社様ではお求めいただけない弊社オリジナル作品となりますので、この好機にぜひご所蔵ください。
おりんの付属品を無料進呈!!
黒檀製りん台・りん棒・りん棒台
古代縞緞子りん布団
類稀なる技術により本作を作り上げた京の二大巨匠
京の名工六代目 南條勘三郎
80年の伝統が息づく、入魂の「焼型鋳造法」
昭和21年、京都市生まれ。昭和44年、父にして5代目の南條勘三郎に師事し、鋳物の道に入る。平成19年に6代目を襲名。翌年、京の名工として知事表彰を授かる。氏の南條工房は「天保10年南條勘三郎作」の銘が入った祇園祭の囃子鉦が伝わるほどの老舗であり、180年以上の伝統技法で仏具を作り続ける。
京蒔絵師 下出祐太郎
皇室献上作家の手描きが光る、繊細な「蒔絵技法」
昭和30年、京都市生まれ。昭和52年、漆芸家の東端眞筰、佐治賢使に師事。平成9年度京都市芸術新人賞、日展20回連続入選など多くの受賞歴を誇る。皇室の即位の礼や大嘗祭、第61・62回伊勢神宮式年遷宮の蒔絵作品を手掛けたほか、60点もの漆工芸品を迎賓館に贈呈した国の伝統工芸士。
伝統と長きにわたる研鑽によって積み重ねられた伝統技法
型作り
型焼き
鋳造
切削加工
塗り