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商品詳細

井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』
商品コード: S02510

井堂雅夫 木版画『弘前城の桜』

販売価格:¥151,800 税込
■画寸:縦38×横58cm
■版数摺度数:48版54度摺り、金銀箔ちらし仕上げ。
■画伯自筆のサインと落款、エディションナンバー入り。
■木製専用額:縦59×横78.5cm、木製金泥縁、アクリル板

■お届けは受注から約1〜2週間後。
■発送手数料は商品1点につき1,650円(税込)をお申し受けます。
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弘前城の桜

天守閣に向けて、枝を差し伸べるように咲く、満開の桜。
煌々と照らす満月の月明かり。数多の花びらを浮かべる濠の水面。
四百年もの歴史を誇る名城を彩り、人々を魅了し続ける「世界一の桜」。
 

月下の桜と天守閣。

 

豪華な金箔仕上げの木製額つき(約)縦59×横78.5cm
(『額置スタンド』は別売)

■月に照らされる天守閣 を背景に、爛漫と咲き誇る桜。薄紅の
桜は、瑠璃色の夜空を覆い、言い知れぬような生命力で、次々
と新たな花を咲かせ、花吹雪を舞い上がらせ、まさに匂うばか
り。澄んだ空に昇る満月も、あでやかです。「桜の頃の弘前公
園は、日本一と、田山花袋が折紙をつけてくれてゐるさうだ」
。かつて文豪太宰治が、田山花袋 の言葉を引いて、御国自慢
をしてみせた、弘前城の桜。
 
■本作は故 井堂雅夫画伯が画業35周年記念で制作した傑作 。みずみずしい色彩、豊かな詩情の作品で国内外から高い評価を受ける画伯が日本の再生を重ね心を込めて描いた『弘前城の桜』です。
  雅びやかな日本の美を描き続けてきた井堂画伯の手による「桜の美の集大成」ともいうべき記念碑的作品。「日本一」「世界一」とのかけ声も高い、青森県弘前 市の「弘前城の桜」の絢爛(けんらん)たる風情、夜桜ならではの妖艶(ようえん)なまでの美を、余すところなく描きつくした傑作です。
 

桜の精の祝福『弘前城の桜』の世界

 

■青森県弘前市―ソメイヨシノを中心に、2600本以上もの桜が開花する弘前城公園。そこには、樹齢 100年を超える古木が300本以上もあると伝えられます。遊歩道はまるで満開の桜で作られたトンネルのよう。いたる所に桜の花びらが敷き詰められ、空気 までが、桜のみずみずしさを帯びているようです。今回、作品制作のロケにおいて、井堂画伯ご自身が、不思議な体験を味わったそうです。スケッチをすすめる に従って、桜の花の生命力、桜の精のエネルギーに満たされた、とでもいうような神秘的な感覚だったそうです。なにしろ2600本―これだけの桜が集まって一斉に花を咲かせた時、周囲の空間そのものが一変し、この世ならぬ崇高な美へと昇華するのかも知れません。

 

木版画界の第一人者 井堂雅夫画伯

 

■作者 井堂雅夫画伯は、長年、日本の美を描き続けてきた木版画界の第一人者。京都や奈良をはじめ、雅びやかな日本の伝統美を描いた作品は、木版画表現を知りつく した井堂画伯ならではの季節感あふれる色彩と、郷愁を誘う詩情により、国内外の愛好家・コレクターから絶賛されています。日本国内の美術館はもとより、ロ サンゼルス・カウンティ美術館や、フィレンツェ市、米国議会図書館に所蔵など、欧米各地で高く評価されています。
井堂画伯の作品は、広重や北斎による多くの傑作を生んだ江戸期木版画の《手彫り》《手摺り》の手法を、忠実に継承。独特の色感や質感を再現するため、熟練 職人の手技により、一点一点、丹念に制作しています。今回の『弘前城の桜』も、48版54度摺りという膨大な作業の積み重ねとなりました。さらに、稀少な 最高級越前手漉き和紙を用いることで、絵画では表せない木版画ならではの素朴で温かな味わいとなっています。

 

咲き誇る「桜」の力が、日本を甦らせる。

 

■少年時代、盛岡に住んでいた井堂画伯は、東北の凍てつくような寒さ を、身を持って体験しています。それだけに、春の訪れ、満開の桜が、どんなに人々を勇気づけるかを、知りつくしています。本作品『弘前城の桜』で描かれて いるのは、本州最北端の地青森県弘前市の名桜。文豪太宰治や、版画家棟方志功をも魅了した桜です。
 明治期、荒れ果てた城を悲しみ、一人の旧藩士が丹精した桜の苗木が、いまや「世界一」ともいわれる空前の規模の桜の名所となり、全国から訪れる観光客を魅了し、勇気づけています。

■井堂画伯の熱い思いは、花びらの重なりや色の滲み、月明かりの金箔銀箔、水面の陰影にまで込められています。江戸時代から継承される《手彫り》《手摺り》 木版画にこそふさわしい、雅びやかな世界。一瞬の春を染める満開の桜に、限りない愛情が注がれた本作品。じっくりとご鑑賞いただくことで、新たに生きる力 が湧いてくる傑作です。

■井堂雅夫画伯の本作品『弘前城の桜』は、東京書芸館のみの頒布。他では一切取り扱っておりません。この機会にお求めくださるようお願い申し上げます。木製専用額入り。一点一点に画伯自筆のサイン、エディションナンバー、落款が入れられます。限定500部

 

 

金箔、銀箔をふんだんに散らし、豪華に演出

48版54度摺り。江戸の浮世絵さながらに、一枚一枚、丹念に≪手彫り≫≪手摺り≫。

 

今回の作品『弘前城の桜』は、なんと48版、54度摺り。48枚もの版木を用いて、54回も摺り上げるという、気の遠くなるほどの作業を重ねて、一枚の作品が完成するのです。その過程の中で、一度でも僅かにずれてしまえば、その作品は、完璧なものとは認められません。

 日本の風土が生んだ《手彫り》《手摺り》という伝統技法を駆使して、自然の色合いを最高度に表現して います。独自の技法も随所で使われ、豪華に金箔銀箔を施すことで、その風景に居合わせるような空気感を表現しています。使用された和紙は画伯専用の最高級 の越前手漉き和紙です。

 

 

井堂雅夫 画伯 略歴

1945年生まれ。幼少期を岩手県で過ごす。1960年より京都在住。1973年、日本版画協会入選。日動版画グラン プリ入選。三軌会新人賞受賞。国内はもとより、アメリカ、中国、スイスなど海外で個展開催。1993年、NHK大河ドラマ「琉球の風」版画展。1996 年、宮沢賢治生誕百年祭・公式ポスター制作。2004年、京都・永観堂禅林寺に「救世阿弥陀如来」、「錦秋永観堂」の肉筆画二点奉納。ロスアンジェルス・ カウンティ美術館に作品収蔵。NHK「にんげんマップ」、「趣味悠々」に出演。2009年、日本十大名桜『弘前城の桜』(本作品)を完成。2016年、享年70で惜しまれつつ逝去。

 



新聞原稿_三春の瀧桜.pdf

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