謹啓
いつも東京書芸館をご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。この度お届けするのは、毎号大好評を博している『稀石博物館』の第23号です。現在、純金をはじめとした貴金属類の高騰を受けて、宝石を筆頭とした稀少な石に関しても値上がり傾向が現れ始めています。また、世界的な物価高の中にあり、資産として稀石の需要が急激に高まる可能性がございますので、今のうちにお求めいただきたく存じます。
まず、巻頭でご紹介するのが天然『緑琥珀』特集です。コロンビアから直接仕入れた絶世のグリーンアンバーで、透明度、色艶、サイズ感、いずれをとっても超高品質という前代未聞の品をお届けします。同じく、アフガニスタン産『極上品質 ラピスラズリ丸珠』も瑠璃色の輝きが目に映える究極の品質を誇る至宝です。近年、激動する中東情勢により採掘量が激減し、今後の価格高騰も考えられます。また、『最高品質アメジストスライス』はブラジルの地底深くに眠っていたアメジスト鉱脈をそのまま切り取ったような存在感で、見る者を魅了してやみません。
隕石では弊社初登場となる『アルタイ鉄隕石』をご案内しております。鉄隕石の中でも「金」の成分を多く内包することから「金運の隕石」とも呼ばれます。今回は他ではまずお目にかかれない重さ10㎏以上の大物をご用意しました。『月隕石ラユーン002』は月面から奇跡的に地球へたどり着いた、まさしく「月の石」です。愛好家が憧れてやまない隕石の代表格をぜひ手中に収めてください。
今回は彫刻作品も数多くご用意しております。大注目は過去最大級の巨大マンモス牙を彫刻した『吉祥十二支』でしょう。他の追随を許さない林友民氏の細密彫りが冴えわたり、十二支の躍動感あふれる姿を刻み込みました。『龍鳳対峙図』は天然水晶を彫り込み、究極の瑞獣を対峙させて開運力を倍増させた傑作。また『吉祥桃源郷』は青の宝石・アクアマリンを用いた、清らかな空気が漂う吉祥芸術です。これらはすべて大きさ・品質・色艶ともに素晴らしい原石を用いていながら、大変お求めやすい価格を実現しておりますのでお見逃しないようお願いします。
さらに別紙では「極上化石名鑑 二大特集」と題して、博物館超えの極上化石をご用意。特に『サーベルタイガー頭部化石』は巨大な牙が2本残る貴重化石で圧倒的な所蔵価値をご実感いただけるでしょう。裏面では、いま世界で最も入手困難といわれるブラジルの彫刻家 ダニエル・ベントリーニ氏が手掛けた大人気の「宝石鳥シリーズ」の最新作をお届けします。また、日本の都道府県を代表する銘石47種を勾玉にした『47都道府県銘石勾玉コレクション』は所蔵価値も高く、収集欲を掻き立てることでしょう。この度ご案内する品はすべて数に限りがございます。稀石は一点一点異なり、出会いは“一期一会”。二度とないこの好機にご所蔵くださいますようお願いします。
謹白